【環境別】Replit で使用する
ここで紹介しているのは、セットアップの一例です。ご自身で利用される際は、Replitなどの利用するサービスの利用規約、プライバシーポリシー、およびヘルプセンターなどをご参照の上、自己責任の範囲でご使用ください。ここに記載されている内容は、あくまで参考です。
また、このボットやボットの開発者はReplitと提携等はしておらず、無関係です。Replitのサポートに、ボットについての問い合わせることはご遠慮ください。このガイドはReplitでの使用を促すものではありません。
ここで紹介する方法は、「クローンして実行する」をベースにしています。 必ず「クローンして使用する」も併せてご確認ください。
Replitのエディター環境は頻繁に変更されるため、プロジェクト作成時点でこの手順が使用できない場合があります。ここに記載されている情報は2023年3月25日時点の情報です。
Discord-SimpleMusicBotを Replit で実行する手順を説明します。
前提条件
- Replitへの登録は完了しているものとします。
- PCで作業していることを前提としています。
- Replitで常時稼働する方法についてサポートはいたしません。
手順
1. Replを作成します
Replitのトップページで、右上にある+
ボタンをクリックし、Create a Repl
の画面で、右上のImport from GitHub
をクリックします。
GitHub URL
の欄に、https://github.com/mtripg6666tdr/Discord-SimpleMusicBot
と入力します。Language
をNode.js
にします。
この状態でImport from GitHub
をクリックして、完了するまで待ちます。
2. 最新のバージョンにリセットします
master
ブランチは開発用ブランチなので、最新のリリースの時点にリセットします。
貝殻マークのShell
に移動し、以下のコマンドを実行します。
git reset --hard <最新のバージョン>
<最新のバージョン>
は、適宜現時点での最新バージョンに読みかえてください。
3. Node.jsのバージョンを確認します
貝殻のマークのShell
に移動し、以下のコマンドを実行し、バージョンを確認します
node -v
Node.jsのバージョンが16.16以前の場合
Node.jsのバージョンがv16.16より古いバージョンの場合、新しいバージョンのNode.jsが使えるよう次のコマンドを実行してください。
npm i node@v16-lts --no-save
node: command not found
と表示された場合
node -v
を実行すると、以下の表示がされることがあります。
node: command not installed. Multiple versions of this command were found in Nix.
Select one to run (or press Ctrl-C to cancel):
>
この場合、何もせずにエンターしてください。
そのあと、画面左のFiles
の一番右のメニューからShow hidden files
を選択し、replit.nix
を探し、以下の内容に変更してください。
{ pkgs }: {
deps = [
pkgs.nodejs-16_x
pkgs.nodePackages.typescript-language-server
pkgs.yarn
pkgs.replitPackages.jest
];
}
そして再度node -v
を実行するとバージョンが表示されるはずです。万が一上の表示が出た際は、もういちど何もせずにエンターしてください。
4. 依存関係をインストールします
以下のコマンドで依存関係をインストールします
npm i
5. ソースコードをトランスパイルします
以下のコマンドでソースコードをトランスパイルします。
npm run build
6. ボットの各種設定を行います
ボットの各種設定を「ボットの設定について」を参考に行ってください。
.env
ファイルは作成せずに、Replitの画面左側のTools
の中にある、Secrets
を選択して設定してください。 例えば、.env
でTOKEN=DISCORDのトークン
としたければ、key
にTOKEN
、value
にDISCORDのトークン
を設定します。config.json
は、Replitの画面左側のFiles
のところにあるNew File
と出るボタンを押して、config.json
を作成し、config.json.sample
をコピー&ペースとして設定してください。config.json
のwebserver
は必ずtrue
に設定してください。
7. 画面上のRun
から実行します
これで設定は完了です。
エラーが発生して動かない場合
Error: Cannot find module ...
というエラーが発生して、ボットが起動しない場合は、以下の手順に従ってください。
- Replitの画面の左側の
Files
の右にあるメニューボタンを押して、Show hidden files
を選択します。 - ファイルの一覧から
.replit
というファイルを探し、以下のように変更します
- entrypoint = "index.js"
+ entrypoint = "dist/index.js"